実家の断捨離 ~母の場合(2)~

だま

2010年10月21日 18:47

娘が言うのもなんですが、
うちの母(22年生まれ)は、なかなかのおしゃれさんです。

ショートカットをカーリーにしてて
お洋服はSenso Unicoが大好き。
茶系を中心とした色あわせで
オーガンジー生地のカットソーなどを上手に重ね着。
ボトムは細身のパンツ。
靴は、ラバーソールのショートブーツやサンダル。

お洋服大好きの、母のワードローブ(洋服収納)は、
寝室の観音開きの壁面収納が2面、プラス
和室の洋服ダンス1竿とたーっぷり。

その内の一つ。
和室の洋服ダンスの中に、
彼女の「過去」が眠っていました。

それは、40~50代後半までに着ていた服たち。

分厚い肩パット入りのジャケットと
膝下丈のロングタイトのセットアップ。

お値段は最低10万円~。なんと、ばぶりー

ぎゅうぎゅうに詰まっていますから
購入金額は全部で一体、いくらになるのでしょう…。
考えるだけで、ため息がでちゃいます。

しかし、先のエントリーで書いたとおり、
狭い住居に妹夫婦が同居するわけですから、
使わないものなど、置いておくスペースは断固ありません!

断捨離、スタート☆

私「これは、いつ着るの?」
母「なんかのパーティ」
私「これは?」
母「クリスマスパーティ」
私「…。パーティ三昧だね
  社交界デビュー? デ○ィ夫人?」
母「…」

母「これは、20万近くしたから、もったいない」
私「じゃあ、文部科学大臣にでもなった時に…」
母「これも、捨てない」
私「紫綬褒章の授賞式に着るか」
母「もうっ分かった!捨てる!」
妹「(爆笑)」

結果、半分の服を手離す事になりました。

翌日「キングファミリー長野高田店」に行き、
洋服の買取をお願いしました。

重さで値段が決まるシステムなので、
買い取り価格は、たったの300円程度…。

私と妹、さすがに母が可哀想になりました

帰宅後、妹と2人で迷いましたが、
真実を正直に伝えることにしました。

すると、母。

「ごくろうさま、ありがとね♪」

私と妹は、…(涙)。

翌週、実家を訪れると
洋服ダンスごと、影も形もなくなっていました

母「見てよ~!ここも断捨離しちゃった~!」

すっかり立派なダンシャリアンに変身した、母がそこに居ました

後日、友人を招いての食事会で…

「『大臣になって、講演会でもやる時に着るの?』とか
 言うんだよ~。ホントに捨てさせるのが、ウマイっ!」
と、すっかりネタにしている母なのでした(笑)。


関連記事